サンゴからのSOS!沖縄の海に入る前に【日焼け止めの成分】をチェックしよう!

こんにちは、海野もちです

今日はいきなり写真をずらずらっと

↑石垣島の海

↑本島のホテルから撮影①

↑沖縄本島のホテルから撮影②

写真は全部沖縄の海です。

1枚目は石垣島の海で、2枚目と3枚目が本島のホテルから撮った海です。旅行した時に撮ったもの。

めっっっちゃ!キレイですよね!

わたしは北海道出身で、いま東京住まいなんですが。

沖縄が大・大・大好きで、毎年遊びに行きます

今までに何度も訪れている沖縄です。

その沖縄に関して、今年の夏、衝撃的な事実を知りました。

わたしたちが海に入る前に塗っていた「日焼け止め」。

その日焼け止めが、沖縄のサンゴを傷つけているということ。

まじ…?

頭をハンマーで殴られたくらいの衝撃でした…。

でも、これを読んで「マジ?」って思ったのはわたしだけでないはず。

というのも、このとこは日本ではまだ一部でしか知られていません。

【2018.7.4 追記】ハワイでは、サンゴに有害な成分が入った日焼け止めの販売や流通が《2021年の1月1日から》禁止されることが決まりました。

これって、間違いなくすべての人が知るべきことですよね?

芸能人も観光客も、沖縄に行く人はひとり残らず知っておくべきだとわたしは思います。

「でも、日焼け止めを塗らないで海に入るなんてムリ!」

と思った人。安心してください。

塗ること自体は問題ありません!

ただし!

使ってはいけない日焼け止めと、使っても大丈夫な日焼け止めがあります。

状況によって、日焼け止めを使い分けることが重要になります。

今日はその辺をわたしなりに調べたので、詳しくまとめてみます。

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1 . わたしが「サンゴと日焼け止めの問題」を知ったきっかけ

一部の日焼け止めの成分が、サンゴに悪影響を与えている。

このことを知ったのは、ツイッターでたまたま【ある日焼け止め】を見たのがきっかけでした!

その日焼け止めが、

\\CORAL REEF SAFE SUNSCREEN //

\サンゴに優しい日焼け止め/

この日焼け止めは、サンゴを守るために作られたもの!

サンゴに有害な成分が入っていません。

商品を作ったのは沖縄の生まれ、沖縄の育ちの呉屋由希乃さんという方。

呉屋さんが日焼け止めの開発をしようと思ったきっかけは、2015年。

座間味島のビーチで市販の日焼け止めを塗っていたところ、ダイバーさんから「そのクリームを塗って海に入るとサンゴが死んでしまう」と指摘されたんだそうです。

クラウドファンディングで資金を集めて、現在沖縄を中心に全国で日焼け止めを発売しています。

①問題を知ってわたしが思ったこと

冒頭でも触れましたが、わたしはこの問題を全く知りませんでした。初耳です。

わたしは遊びに行く時期によって、海に入ったり入らなかったりするんですが、それでも1、2度は日焼け止めを塗って海に入ったことがありました。

サンゴに影響があると言われている日焼け止めを塗ってです。

なんでもっと早く知ることができなかったんだろう…

サンゴに有害な成分が何かというと、

「紫外線吸収剤」という成分だそうです。

専門家の間では、紫外線吸収剤の一部の成分が水溶性の生物に影響を与えることは知られているようです。

ちゃんとサンゴに害がない日焼け止めが売っているということも、誰も知らなかったわけではないのに。

全然世の中に広まってないですよね。

サンゴがある海限定で「紫外線吸収剤が不使用の日焼け止めを使おう」ということにすれば、メーカーの営業妨害になることもなさそうなのに。

なぜなんだ。

沖縄の人も一部の人はまだこのことを知らないみたいで。

わたしは素人なので「専門家でもないのに、知らないやつが口を挟むな」って思われるかもしれません。

ですが、この問題を知ったらこれから吸収剤が入った日焼け止めを沖縄の海で使おうとはしないです。

「日焼け止め」は、特に女の人にとっては毎日使うもの。

もはや必須アイテムです。

沖縄でビーチに行く日は念入りに塗るし、海に入る前は必ず塗り直しもするはずです。

「知らなかった、仕方ない」で済ませて良い問題ではないと思います。

②どれくらい海に流れてしまっているのか

専門家の研究によると、毎年6000〜1万4000トンの日焼け止めが海へ流れているそうです。

素人には想像できない量ですよね。

その流れた日焼け止めに含まれる成分が影響して、サンゴが白化現象を起こし、死んでしまう原因の一因になるということ。

沖縄には、サンゴを保護する活動をしている人がいます。よくテレビや映画で取り上げられていますよね。

その人たちのように「サンゴを守ろう!」という行動を、ただ一瞬の気分で素人のわたしたちがするのもなんか違うと思います。

でも、せめてその人たちの邪魔はしないようにしたいとは思うんです。

日本でサンゴといえば、1番に思い浮かぶのは沖縄ですが、世界規模でいえば沖縄の他にもサンゴの保護活動をしている国はたくさんあります。

世界に目を向けてみると、サンゴに影響のない日焼け止めを指定しているホテルまであるそうですよ。

海に入るわたしたちが、まずこの問題を知ることが必要だと思います。

そこで、素人なりにわたしたちが最低限できることが「日焼け止めの使い分け」なのです。

2 . サンゴに有害な成分って具体的になに?

さっきから「紫外線吸収剤」とか「吸収剤不使用」とか言ってますが、

まず、日焼け止めの基本的な知識を知っておきたいところ。

そこで参考にしたいのが『かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき』のブログです。

かずのすけさんはブログの中で、たくさんの種類の日焼け止めを分析しています。

そして、わたしたち消費者がわかりやすいように解説もしてくれています。

かずのすけさんによると、日焼け止めに使われている主な成分は「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」

それぞれの特徴をブログを参考にして大まかに書き出すとこうなります。

↓↓↓

\❶「紫外線吸収剤」/

紫外線を一旦吸収してエネルギーとして放出する。

吸収剤は紫外線から肌を守る力が強く、SPF50 PA++++などの日焼け止めには大半配合されているとのこと。

\❷「紫外線散乱剤」/

紫外線そのものを反射させて皮膚に届けない。

散乱剤は低刺激な日焼け止めの主成分になっていることが多く、よく使われているのが「酸化亜鉛)「酸化チタン」

この2つはもとは白い粉末で、配合量を増やしすぎると塗った時に白く残ってしまうので、なるべく白くならないようにするとなると【SPF30前後】の商品になる、

とのこと。

だいぶ大まかにしか書き出していないので、詳しくは以下をご覧ください。

▽(参考元)『かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき』より

『紫外線吸収剤』と『紫外線散乱剤』その長所と短所

紫外線散乱剤の金属アレルギーについて

▽化粧品メーカーのKOSEも紫外線(UV)ケアについてのページがあります

こちらから

話は戻りまして。

サンゴに有害とされているのは、❶「紫外線吸収剤」に使われる一部の成分

▼具体的にはこういう成分

(これらの成分は、一般的な日焼け止め成分のほとんどに配合されています。)

  • マイクロビーズ等
  • ナノ加工された酸化亜鉛&酸化チタン等
  • オキシベンゾン
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • 4-メチルベンジリデンカンファー
  • オクトクライレーン
  • パラアミノ安息香酸
  • メチルパラベン
  • エチルパラベン
  • プロピルパラベン
  • ブチルパラベン
  • ベンジルパラベン
  • トリクロサン    など

わたしが普段使っている日焼け止めが、この2本。

海に入る時は『アリー』の日焼け止めを使いました。

このどちらにも、吸収剤である「メトニシケイヒ酸エチルヘキシル」が配合されていました。

ということは、沖縄の海に入る時にこれらは使えない日焼け止めなんです。

そうすると、ドラッグストアなどで手に入るメジャーどころの日焼け止めは、ほとんど沖縄の海では使えなさそうということが想像できます。

3 . お肌を守りながら、沖縄のサンゴも守れる日焼け止めはこれだ!

上記のことを踏まえると、吸収剤が使われていない=紫外線を防止する成分が「酸化亜鉛」や「酸化チタン」のみの日焼け止めを選べはいいということがわかりました。

ここで間違えないようにしてほしいのが。

今回みなさんに見直していただきたいのは、海に入る日に塗る用の日焼け止めです。

アレルギーや敏感肌じゃなければ海に入らない日は吸収剤が入った日焼け止めを使う方が紫外線をより強力に防げるので、そちらを使用してください。

状況に応じて、日焼け止めの使い分けをおすすめします。

そのへんはごっちゃにならないようにしてください。

①【吸収剤が不使用】の1番オススメな日焼け止め

▼SPF30程度 / 15g(2パック計30g)/ ¥1100【CORAL REEF SAFE SUNSCREEN サンゴに優しい日焼け止め】

こちらは最初にご紹介した、わたしがこの問題を知るきっかけになった日焼け止めです!

サンゴを守る目的で開発されているので、どれを使えばいいか迷ったら、これを買えば間違いなし

ひと袋で使えるのは、全身だと2回分。

顔や首などは約7回分くらい。

これからこの問題を日本で広めるという意味でもピッタリな日焼け止めだと思います

パッケージのデザインも沖縄っぽくてとてもカワイイ!

Amazonで買うと、1250円+関東は送料無料です。

でもわざわざAmazonで買わなくても沖縄へ行けば売っています!

「どこで買おう?」と思ったら、手っ取り早いのは国際通りのドン・キホーテ。

買い出しのついでなどにゲットできるのでいいですよね!

那覇空港など、その他の取り扱い店もたくさんありますので確認してみてください。

\塗り直しは必要?/

散乱剤のみを使った日焼け止めは、汗をかいたりタオルでごしごし拭いたりしなければ、塗り直しはする必要がないと説明が書いてる場合があります。

でもあれだけ暑い場所だと、海に入ったり汗をかいてもそのままっていうのは、ちょっと不安ですよね。

日焼け止めが流れてしまった場合は塗り直しをしたほうが安心だと思います

なぜなら、レビューを読み漁っていたとき、

「(SPF30は)塗り直ししなかったら焼けた」

という声がやはり多かったのです!

今回この話をここでシェアしようと思ったときに、いろんな日焼け止めの口コミやレビューをアットコスメやAmazonで参考にさせていただきました。

散乱剤のみの日焼け止めだと、SPFが30くらいのものが多いようなので、SPFが50の日焼け止めに比べると焼けやすくなります。

そこをカバーするために、2〜3時間ごとの塗り直しはしておいた方が安心だなとわたしは思います。

\この日焼け止めはパウチなのがポイント/

【サンゴに優しい日焼け止め】はボトルタイプではなく、使い切りに便利なパウチタイプになっているのが特徴。

よく化粧品のサンプルで使われている袋のタイプですね。

日焼け止めでは珍しい。

日焼け止めって、買ってもその年に使い切れないことが多くないですか?

わたしもいつも「コレっていつ買ったやつだっけ?」って思いながら使ってました。

ハッキリした記載はありませんが、日焼け止めにも一応「使用期限」みたいなものがあるようです!

さすがに何年も同じのを使うって、気持ち的にも微妙な感じがします。

その点、使い切りタイプだと余計な心配をしなくていいので、いつも安心して使うことができるのが◎

\SPFについて/

SPF30は、約10時間の紫外線防止効果があるという意味です。

SPFの1は、約20分といわれていて、20分✕30で600分=10時間となります。

でも、あくまでこれは目安です。

日焼け止めが流れてしまうような状況なら、先ほど書いたように塗り直しを忘れないようにしましょう。

「紫外線散乱剤」の酸化亜鉛にアレルギーがある人は注意

紫外線散乱剤のみの日焼け止めで多く使われているのが「酸化亜鉛」という成分。

この酸化亜鉛に対して、アレルギーがある人がいるそうなので注意が必要なのです。

かずのすけさんのブログによると、

酸化亜鉛は不純物があると汗などと反応して金属アレルギーを起こすことがあるんだそう。

アレルギーを起こさないのは「酸化チタン」という成分なので、不安な人は【酸化チタンのみを使った日焼け止め】の方が安心とのこと!

今まで日焼け止めでかゆくなったり肌荒れしてしたことがある人は、そのあたりを確認しておくことをオススメします。

②【サンゴがある海で使っていい日焼け止め】をいろいろ他にも調べてみた!

他に吸収剤不使用の日焼け止めがあるのか、ネットで調べてみました。

  • 敏感肌の人の口コミを中心にチェック
  • 口コミが30件以上ある
  • ★が4つ以上
  • 塗り直すこと前提
  • SPFは30以上
  • 「乾燥する」という口コミが多いものは除外

以上の条件でピックアップしました!

その❶オルビス

店舗も多く、オンラインからも購入できるので比較的手に入れやすいオルビス。

▼SPF30・PA+++ / 50ml / 税込¥1296【オルビス】サンスクリーン(R)フリーエンス

  • 吸収剤フリー
  • SPF30 PA+++
  • 50ml
  • 税込 1296円
  • 白くならない
  • 落とす時はクレンジング剤不要(洗顔・ボディーソープOK)

一応、全身用ということになっていますが、レビューを読むと「下地に使うと崩れる・よれる」「少しテカる」という声があります。

なので、人によっては顔に使うのは△かもです。

「ちょっとベタつく」という声も多かったんですが、今回は海に入る時だけ使う前提なので、そのへんは割り切って使うのがいいと思います

なにより50ml入って、値段は1296円なのがうれしいポイントです。(←多少のベタつきなんか気にならないくらいリーズナブル

吸収剤フリーで、サンゴに優しいのはもちろん、赤ちゃん(幼児連用テスト済)や敏感肌の人もOKとのこと。

ただし、今日紹介する日焼け止めはすべての人に合うわけではありませんので注意です。念のためテスターで確認することをおすすめします!

紫外線防止剤は、酸化チタンのみとのこと。

酸化亜鉛のアレルギーがある人も使えるようです。

落とす時はクレンジング不要なので、ボディーソープで落とせるのはすごく助かります。

詳しくは、またまた、かずのすけさんのブログに解説がありますのでご覧ください!

→解説はこちらからどうぞ

ちなみに。

同じオルビスで、顔用の吸収剤フリーの日焼け止めもありました。

▼SPF34・PA+++ / 35g / 税込¥1036【オルビス】サンスクリーン(R)オンフェイス モイスト(クリームタイプ)

*****

▼SPF34・PA+++ / 28ml / 税込¥1036【オルビス】サンスクリーン(R)オンフェイス ライト(ローションタイプ)

顔用は「崩れる・よれる」っていうレビューはあまりなかったです。

  • しっとりなのはモイスト(クリームタイプ)
  • モイスト(クリームタイプ)は洗顔で落とせる
  • さっぱりなのはライト(ローションタイプ)
  • ライト(ローションタイプ)はクレンジング剤が必要
  • 共に価格は、税込で¥1036
  • 共にSPF34・PA+++

テカリ・ベタつきが気になる人はローションタイプがおすすめとのことです!

わたしが【サンゴに優しい日焼け止め】以外で使うとしたら、上の2つの組み合わせですね。

化粧水もオルビスをずっと使っているので、その点でも安心。

個人的にオルビスが便利だなと思うのは、サンプルが用意されているところ!

商品をひとつ買うと、サンプルをひとつ無料でもらえます。

試したいものがあったら、実際に買う前に試せるのって大きいですよね。

\オルビスは初回送料無料/

オンラインTOP

その❷キュレル

キュレルの日焼け止めにも吸収剤フリーがありました!

ドラッグストアなど手近で手に入るので、オルビスよりお手軽だと思います。

▼SPF30・PA+++ / ¥1620【キュレル】UVエッセンス

*****

4 . 新しい日焼け止めを買う時に気をつけたいこと

口コミで評価が良くても、実際に使ってみたら「自分には合わなかった」ということは結構あります。

今回、いろいろ調べてみてわかったのは、肌につけるものは買う前に実際につけてみないとダメだなっていうこと。

つけた直後は大丈夫でも、日光に当たってから異常が出ることもあります。

肌に合わない時、かゆみ、赤み、腫れ、刺激、色抜け(白斑など)や黒ずみなどの異常が出た時は使用を中止しましょう。

サンゴにやさしい日焼け止めを使うのは大事ですが、まずは自分の肌に異常がないか、よく確認して注意して使うことが大事です!

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