海野もちです
ワイヤーネットってホントに便利。
物を引っ掛けて吊るしておけば使いたいときにパッと使えて助かる。
ただでさえ便利なワイヤーネットには、吊るすよりもさらに上をいく便利な使い方がある。
# ワイヤーネットを曲げて曲げて曲げまくって棚を作る
ワイヤーネットの吊るすよりもさらに上をいく便利な使い方。
それは、曲げて使う方法。
わたしはワイヤーネットを、
曲げて、
曲げて、
曲げまくって、
家の至るところで「収納棚」として活用しています笑
ワイヤーネットをこんっなに曲げまくって使っているのはわたしくらいじゃないだろうか。きっとそうだ(自称です)。
というもの、ワイヤーネットを使うと《低予算》で《簡単》に収納作りができるんです。
ワイヤーネットはそのまま組み立てて使うのではなく、ぐにゃっとコの字型に曲げ、それをいくつか用意して棚のように組み立てます。
ワイヤーネットは百均のものです。
# 「ワイヤーネットを曲げて作る収納」のメリットとデメリット
わたし自身が使っていて感じたメリットとデメリットがこちら。
#1 メリット
まずはメリット。
●手軽に、割と低予算で作れる
●裏板がなくても安定感がある
●引っ越すときや必要なくなったときに簡単にバラせる
●サイズを変えればいろんな場所で活用できる
●マス目を数えればいいのでメジャーを使う必要がない
サイズを合わせるときはマス目を数えればいいので、いちいちメジャーでサイズを測る必要がありません。
これからご紹介しますが「A4サイズのケースが入る棚」を作ろうと思ったら、奥行きは8マス、横は7マス必要、といった感じでワイヤーネットのサイズを決めていきます。
#2 デメリット
そしてデメリットはこちら。
●既製品に比べると安っぽい
●過度に重いものを上段に置くのは不安
重いものは下段に置くようにすれば問題ないし、安定感が気になる場合は壁や家具に添えて設置すると安心です。
つい先日、ワイヤーネットを曲げて「メンズ靴の収納棚」を作ったので作り方をご紹介します。
# 【材料オール百均調達】ワイヤーネットを曲げて作るメンズ靴収納の作り方
靴のサイズが大きい同居人。
サイズはなんと28.5cm。
部屋の備え付けのシューズボックスに入りません。
この問題、足が大きい男性は結構あるあるなんじゃないでしょうか。
\出来上がった物はこんな感じ/
(画像内の棚は下の2段だけ高さを低く、奥行きを長く作ったものになっています)
材料費は全部で税込1350円(結束バンド込み)です。
#1 用意するもの(オール百均で調達)
●ワイヤーネット 作りたい段数分
今回使用したのはダイソーの商品です。
大きいワイヤーネットが必要だったため、150円商品を使用しています。
あまり縦に高くすると倒れる恐れがあるので4段〜5段がおすすめ。
棚1段の高さを何マスにするかでワイヤーネットのサイズが異なります。
●A4ケース 段数分
28.5cmの靴がぎりぎり入る大きさがA4でした。
\今回メインで使用したケースがこちら/
●結束バンド
一辺3ヶ所くらい留めるので、1袋あれば足りる。
●適当な木の板(材料費に入れてません)
ワイヤーネットを曲げるときに当てて使います。
木以外でも堅いものなら何でもいいと思いますが、ワイヤーネットが傷がつく恐れがあるので個人的には木がおすすめ(例えば、木のまな板とか)。
ちなみに木を使用する場合は、力が加わって木の角が潰れてしまうので、そうなってもいい木の板を用意してくださいね。
●あればニッパー、なければハサミ
結束バンドを切るときに使います。
#2 ワイヤーネットのサイズの決め方〜どのサイズを買えばいいの?
ワイヤーネットのサイズは、
●作りたい棚1段の奥行き・横・高さ(縦)のサイズをどうするか
●売られているワイヤーネットのサイズ
この2点を基準に決めていきます。
売られているワイヤーネットは様々なサイズがありますが、逆に言うとサイズが予め制限されている状態。
「このサイズで作りたい」と思っても、そのサイズに合うワイヤーネットが売られていなければ、サイズを変更しなければいけません。
今回のようにメンズ靴くらいの大きなものが入る棚を作ろうとすると、結構大きなワイヤーネットが必要になります。
具体的なサイズの決め方の詳しい説明は以下から!
【A4のケースが入る棚(ケースは縦向き)を例にした場合】
必要なマス数の考え方はそんなに難しくありません。
●ワイヤーネットの短辺
短辺が奥行きに当たる部分になるので、1番簡単なのはお店で使いたいケースが決まったのち、そのケースを実際にワイヤーネットに当ててサイズ感を確認する。
●ワイヤーネットの長辺
《横幅部分》と《高さ部分》に必要なマス数の合計で考えます。
今回のA4サイズの場合だと、
- 横幅→7マス
- 高さ(縦)→3〜5マス ✕ 2
となり、例えば高さを5マスに設定すると、7+5+5=17マス必要ということになります。
高さ(縦)を「最低何マスにするか」をちゃんと決めておくのは結構重要で、低く設定してしまうと物を入れた状態でケースが出し入れしづらいし、高すぎるとそれはそれで無駄な空間に。
ちなみにメンズ靴を入れる場合、高さ3マスだと靴によってカカトが少しつっかえてしまうので、4マスはほしいところ。
しかし先述の通り、ワイヤーネットは予めサイズが決まっているので希望のサイズがなければ、高さをプラス何マスか増やざるを得ない場合もあります。
実際、今回作った棚も高さを4マスにしたかったんですが、最寄りのダイソーにピッタリのサイズがなくて、4→5マスに変更して《短辺8マス✕長辺17マス》の150円のワイヤーネットを使用しました。
「A4の大きさにする」というふうにサイズを決めている時点で、横幅に当たる7マスを減らすことができません。
高さを3マス、4マス、5マスにしたときのそれぞれのマス数は、
- 《3マスにする場合》7+3✕2=13マス
- 《4マスにする場合》7+4✕2=15マス
- 《5マスにする場合》7+5✕2=17マス
という感じ。
長辺は少〜し計算が必要かもですね。
#3 作り方
作り方は簡単。
❶曲げて、曲げて、曲げる
❷1番下になる個体を選ぶ
❸結束バンドで留めて組み立てる
そして、ケースを入れて完成である!
\詳しい作り方/
❶曲げる
ワイヤーネットを平らな場所に置いて、堅い板を当てて曲げます。
よくみるとワイヤーネットには裏表があって、どちらの面を表にしてもいいと思いますが、個人的にデコボコが少ないほうを表にしたいので、ワイヤーが接着してある面が内側にくるように曲げてます。
床に置いたときにワイヤーを接着してあるほうの面を上にして、その上から板を当てて曲げる感じです。
なるべく90度になるように曲げます。
ワイヤーネットの下に手を入れて、少しずつ曲げていきます。
(↑高さ5マスにした場合の図。高さを4マスにした場合は4マス目のちょっと外にする感じ)
❷1番下になる個体を選ぶ
全部曲げたら、その中で1番安定がいいワイヤーネットを1番下の段にします。
実際に1個ずつ床に置いてみて、歪みが少ない・ガタガタしない個体を選びましょう。
上に重ねる個体は多少歪んでいても問題ありませんが、上に重ねたときにハの字に開きすぎているとピッタリ上に乗らないので、なるべく90度になるようお直しします。
❸結束バンドで留めて組み立てる
1辺に対して、結束バンド3ヶ所留めていき、1段ずつ重ねながら組み立てます。
結束バンドで留める位置はこんな感じ↓
最初からキツく絞めてしまわずに気持ちユルくしておいて、両サイド3ヶ所ずつ留めてから完全に絞めるようにするといいと思います。
組み立て終わったら、置きたい場所へ運んでケースを入れて完成です!
もう一度完成写真↓
# サイズを変えたり、段数を変えれば他の場所の収納にも活用できる
サイズや段数を変えればいろんなところで使えます。
例えば、カラーボックスの上にちょっとした引き出しがほしいとか。
さすがに服は入りませんが、靴下とかパンツとか細かいものにはピッタリ。
衣装ケースの上とかに置いたりしてね。
今回ご紹介したシューズボックスのように大きいものもいけるし、カラボや衣装ケースの上にちょっと置くような小型のものもいけるので、すごく便利。
特にわたしはこれ以上家具を増やしたくないと思っているので、ちょい置きできて、いらなくなったら分解できて、なんなら引っ越すときもかさばらないので、ワイヤーネット最高だと思ってます。
手っ取り早く「棚ほしー!」という人はぜひ作ってみてください
現場からは以上です!