わたしは階段を上るのが苦手です…。
具体的に「どのように苦手か」というと、右足だけがうまく使えないのです。
つま先からかかとまでを、しっかり踏みしめながらでないと次の動作ができません。なんだかビビってる感じ。
目線も落ちて下向き。階段を目視しなければ怖いのです。
なので、普通の人ならできるはずの「階段を早く駆け上がる」というのができません。
長い間「なんで?」と思っていました。
それが最近、その原因がわかってきたんです。
原因がわかってからは、苦手が徐々に克服できてます!
1 . なぜ、右足だけ階段がうまく上れないのか
わたしがうまく使えないのは右足だけ。
なので、大丈夫な方の左足と「違い」を比べてみることにしました。
すると、決定的に1つだけ大きく違うところがあるのに気づきました。
それは【足の指を使えていないこと】でした。
大丈夫な方の左足は右足に比べて【親指で踏ん張る力】が強く、しっかり着地できています。
正確にいうと、親指の【付け根】の部分です。
右足の親指を、わたしはほとんど意識して使えていなかったのです。
例えば背伸びをしたときに、つま先の親指側で支えたときと、小指側で支えたとき。より安定するのは親指側で支えたときではないですか?
周りをよく観察してみると、ハイヒールなどでスイスイ階段を上っていく人のほとんどが、つま先だけを使っていました。
2 . なぜ、親指がうまく使えないのか
わたしは今まで、自然に立ったときや歩くときは重心がつま先側なことが多く、さらに、つま先はつま先でも外側(小指側)でした。
いつの間にか、外側ばかり使うクセがついていたんですね。
靴がダメになるときも右ばかり。かかとの外側の部分がすり減ってダメになることが多いです。
自分ではバランス良く歩いているつもりでも、右足と左足の使われ方に微妙なズレがあるんですね。
自分の体なのに、わからないもんだ。
3 . 親指を使えるようになったのは、ダイエットによる「棚ボタ」効果だった
- 親指を使えていないこと
- 階段を上るのが苦手なこと
この2つがわたしの中でつながったのは、直接原因を探ったからではありませんでした。
実は、いつの間にか良くなっていたんです。
以前は、目線を落として階段を目視ないとダメだったのが、いつの間にかノールックになっていて、つま先も親指側をしっかり使って踏ん張っているのです。
なぜ、何もしていないのに普通に上れるようになったのかな?と不思議だったんですが。
実は、ダイエットのためにやっていたことが「棚ボタ」的効果を発揮していたんです。
▼わたしが足の親指が使えるようになる要因になったダイエット方法
❶歩くときに、つま先を意識する歩き方に変えたこと
❷下半身の筋トレを始めたこと
❸足裏を竹踏みで刺激
❶つま先を意識して歩く
歩くときって、本来使わなくていい筋肉が使われるような歩き方をしていると、それで脚が鍛えられてしまう場合があります。
わかりやすいのが、前ももで。
わたしも前ももがモリッと盛り上がっていて。今まで「前ももに負担がかかる歩き方」や「立ち方」をしていたせいで、過度に鍛えられた状態でした。
本やパーソナルトレーナーさんのブログでよく言われているのが、
余計なところに負担がかからない歩き方をするときには「足裏が大事!」ということ。
前ももに負担がかからないように歩くときは、前に踏み出した方の足を意識するのではなく、後ろで地面を蹴りだす方の足を意識して歩きます。
このときに、めちゃくちゃ親指を使うんです!
後ろ足の親指で強く蹴り出して、前に進む感じ。
足裏が丸々くらい力強く「とんっ」と蹴るので、そのおかげて自然と親指が使えるようになってきたんだなと思いました。
❷下半身の筋トレ
わたしが筋トレでやっているのは主にスクワットです。
スクワットって、落とした腰を持ち上げるときに下半身でものすごく踏ん張るんですよね。
踏ん張るときも、なるべく前ももに効かないように気をつけながら、足の内側で踏ん張ってスクワットをします。
そのおかげで、足の内側で踏ん張るクセみたいなものが体に染み付いてきたんじゃないかと思いました。
❸足裏を竹踏みで刺激
竹踏みは足痩せとむくみ解消のために、たまに踏んでいるんですが。
以前『美筋ボディーメソッド』というものを知ったときに書かれていたのが、
美脚づくりはまず足裏や足首をほぐして、ふくらはぎを締めること!
という言葉。
足は全身を支える土台なので、柔軟にしておかないと重心が外側に傾くそうです。
重心が外側に傾くと、ふくらはぎや太ももの外側が張ってきてしまう、とのこと。
わたしが足の外側に重心がかかっていたのも、足裏が硬く柔軟性が弱ったことが原因のひとつだと思います。
そこで、足裏をほぐすのにわたしが手っ取り早いと思ったのが、竹踏みでした。
100均でプラスチックのものを買って、気が向いたときにテレビをみながら踏む。
足裏をほぐすことで血行が良くなって、足の指もより動かしやすくなります。
昔の人はよくこんなすごい物思いついたもんですよね。ありがたい。
4 . 【まとめ】階段の上りが苦手な人は、足の親指で強く踏ん張れるように鍛えるのがおすすめ
これが、わたしが出した答えです。
ダイエットのためにやっていたことが、結果「棚ボタ」的に階段の上りの苦手克服につながりました。
わたしと同じように「階段の上りが苦手」という人はぜひ参考にしてみてください。
海野もちでした