先日書いた記事の内容が【歯をキレイに管理している人のお手入れ方法や管理方法を取り入れよう!】というものだったんですが。
関連記事>>歯科助手を10年以上やっているわたしが自分の歯の手入れ方法を晒してみる!
その記事とセットで、わたし自身の歯の手入れ方法と管理方法を晒そうと思っていました。
「発信できることは発信しよう!」って言っておいて、当事者のわたしがやらないのはおかしい
この文化はまだ育てている段階なので、浸透するどころか「なんでこんな需要なさそうなことわざわざ晒してるの?」と思う人が99%だと思う。
でも何もしなければ、何も変わらない。
この文化が広がって予防への意識が高まることで、多くの人が「食べること」をずっと楽しめる人生が送れるよう手助けになればいいなと思います!
一応、わたしも10年以上歯医者の中にいる人間です。
「へ〜、こんなことやってるんだぁ」
と思ってもらえるだけでも、今の段階では発信する価値はあると思っています。
よかったら取り入れてみてください!
ちなみに、わたしは学生の時に歯医者に何回か通って以来(シーラントをした)、その後は定期検診で手入れするだけで済んでいます
# 海野もちの歯みがき事情
わたしの歯みがきにはいくつかルールがあります!
❶「1回○分、1日○回」
必ず守っているのは、朝は必ず時間をかけて磨くこと。
時間は約10分です。
たいていの人は「長っ!」っと思うのではないでしょうか。
ちなみに、手みがきです。電動は使いません。
この10分という時間は、わたしなりの理由がありまして。
それは、夜寝る前に歯みがきをするのが面倒で、たいていはうがいだけで済ませているからです。
「歯医者の中の人間が、寝る前に磨いていないのはどうなの?」と思うようになり、最近はたまに磨くこともあります。
夜は、2〜3分。朝に比べて短いです。
たまに、朝、歯を磨かない人がいますが、わたしは朝口の中の気持ち悪い感じが嫌で、必ず磨きます。
なので、夜サボる時があるので、磨いている回数としてはほぼ1日1回になります。
❷寝る前に磨かなくて大丈夫なの?
歯医者さんで聞いたことがあるかもしれませんが、人は寝ている間に唾液が減って、口の中の細菌が活発化します。
つまり、細菌の数が増えます。
朝起きると、口の中がヌルヌルして気持ち悪かった経験はありませんか?
起きている間は、唾液の自浄作用によって口の中がヌルヌルしたりしないように保たれています。
唾液が減ることで細菌が増えるので、寝る前に歯みがきをして細菌の数を減らしておくことがムシ歯や歯周病の予防になるんです。
では、なぜわたしは寝る前に歯を磨いていないのにムシ歯知らずなのか。
歯みがきは、1日1回、しっかり汚れが落ちていればムシ歯や歯周病をコントロールできると言われています。
磨き残しは細菌の塊といっていいものです。
この磨き残しを【どれだけ取れるか】、【付いている時間を短くできるか】が大事になります。
「じゃあ、わたしも1日1回でいいんだ!」と思った人!
ちょっと待ってください!
勘違いしてはいけないのが、【回数を少なくする】ということは、1回のみがく時間を長くしなければいけない、ということです。
なぜなら、1回で全体の8割くらいの汚れを落とさないといけないので、歯1本1本を丁寧にみがく必要があります。
短時間で、8割以上の汚れを落とすのは、たぶん歯医者さんでも難しいです。
ムシ歯ができやすい人、歯みがきに時間をかけるのが難しい主婦の人や、そもそも歯みがきに時間をかけたくない人は、やっぱり1日2〜3回は必要だと思います。
もし、1日3回歯みがきをしていて、それでもムシ歯や歯周病のトラブルが起きる場合は、歯みがきで汚れがしっかり落とせていないことが多いです。
歯のみがき方を一度歯医者さんで確認しましょう!
❸朝食の前に磨くのか、あとに磨くのか
結論からいうと、どっちでもいいみたいです。
歯医者の先生によっても考えが変わると思います。
なぜなら、それぞれメリット、デメリットがあるからです。
①朝食の前に磨く
まずメリットについてですが、朝起きて口の中が気持ち悪い感じがして嫌だなっていう場合、朝食の前に磨けばスッキリして気持ちがいい。
先程書いたとおり、寝ている間に唾液が減ることで細菌が増えているので、歯を磨かないで朝食を食べたら、細菌もいっしょに体内に入ることになります。
まったくゼロというわけにはいかないと思いますが、朝食前に歯を磨けばその数が少なくて済むと考えられます。
ただ、デメリットとして、朝食を食べたらまた食べカスがついてしまいます。
②朝食のあとに磨く
メリットについては、次ごはんを食べるまでのあいだ、口の中が清潔だということ。
朝は仕事に行く前の準備として、食べたものが歯についていないか、口は臭くないか、確認しなければいけません。
歯みがきを朝食後にするということは、その準備の一貫といえます。
次にデメリットについてですが、朝食前に磨く場合の内容と重複してしまいますが、食べることで細菌がいっしょに体内に入ります。
体力があって、胃腸も元気なら細菌が体内に入ったとしても胃の中で処理してもらえるので問題ないとされています。
(年齢が上がると、この辺は気をつけないといけませんが。)
なので朝食の前か後か、どっちがいいかはもう言ってしまえば好きな方でいいということです。
これらを踏まえた上でひとつ、折衷案があって。
体内に細菌が入るのも嫌だし、食後も清潔にしたいという人もいると思います。
実は細菌を一時的に減らすことに対してはうがいも有効といわれていています。
なので折衷案はこんな感じ
↓ ↓
【朝起きて→うがいをする→朝食を食べる→歯を磨く】
という流れ。そんなやり方もあります。
ただ、わたしも経験がありますが、寝る前にしっかり磨いていると翌朝気にするほどヌルヌルしていないことがあります。
その日の状態でどのタイミングで磨くか決めてもいいと思います。
# こんな歯みがき粉を使っています
使っている歯みがき粉は、クリアクリーンです。ミント系が苦手なので、シトラスなどの柑橘系を選びます。
わたしは歯みがき粉は、時間をかけて磨く時には必要最低限でいいと思っていて。
歯がきちんと磨けるかどうかと、どの歯みがき粉を使うかはあまり関係がないので、気に入っているものを使えばいいと思います。
勘違いしてはいけないのは、汚れを落とすのは歯ブラシの毛先です。
歯みがき粉はその補助アイテムにすぎません。
ブクブクの泡とスースーの清涼感はスッキリ感の演出をするもの、というのを理解しておくといいと思います。
まだ数は少ないですが、低発泡で味も薄い歯みがき粉もあって、それは使ってみてイイなと思いましたね。でも値段が高い笑
❶つける量はこれくらい
10分磨くので、多すぎず、少なすぎずという感じです。
歯ブラシに半分乗るくらいの量。
多すぎると泡だらけになるし、少ないと唾液で薄まって水っぽくなるので。
そもそも、歯みがき粉をつける or つけない?という問題。
これは「つけた方がいい」と歯医者さんでも言われています。
今売っているほとんどの歯みがき粉には、ムシ歯予防の「フッ素」が入っていて、その恩恵をしっかり受けよう!ということ。
ただ、その「フッ素」もたくさん磨き残しがある状態だと効果が追いつかないので、大前提で、汚れがちゃんと取れていないとダメです。
❷歯みがき後に口をゆすぐ回数
先程、歯みがき粉に入っている「フッ素」のことについて少し触れましたが。
ひと通り磨いたあと口をゆすぐ時には、フッ素の恩恵をなるべく受けたいので、回数は2回だけにしています。
これは歯医者の先生に聞いたんですが、あまり何回多くゆすぐと、フッ素も流れるらしいです。
「なるほどー」と思ったので、聞いて以来そうしています。
# フロスをたまに使う
みなさんはフロスって使ったことありますか?
ケースからピーッと引き出して使う糸です。
わたしは毎日ではないですが、たまに使っています。
歯と歯の間は磨き残しが残りやすい部分です。
ムシ歯ができやすいところでもあります。
あと、歯石。
下の前歯の裏に歯石ができやすい(舌の下から唾液が出てくるので誰でもつきやすい)のもあって、予防で使います。
慣れないと最初は使いにくいです。
でも、中学校の歯科指導でも導入しているくらいフロスは使えるようになれば、心強いアイテムになります。
まだ使ったことがない人にはぜひオススメです。
# まとめ
ということで、わたしの歯の手入れ事情の一部を晒してみました。
具体的な磨き方や定期検診については、今後続けて晒していこうと思います。
下手くそな文章ですいませんが、お付き合いいただき、ありがとうございました!
もしご興味がありましたら、またブログに遊びにきてください。
以上。
海野もち