去年の暮れに首を痛めてから姿勢について1日中考えることが多くなりました。本を何冊か読んで、勉強をして改善策を探す日々。
一度、整形外科でレントゲンを撮って診察してもらった時は、ヘルニアなどの病気にはなっていないということで、安心はしましたが結局は経過観察。
経過観察って言われても正直「この今出ている痛いのはどうすればいいの!」って感じで
貼り薬は貼ってる時しか痛みが取れないし。首が痛くなかった前の状態にはもう戻れないのかな……と考えてまたふさぎ込んでしまったり。
先生にも言われましたが、普段の前屈みの姿勢が原因で首に負担がかかったということは自覚していたので、どうにかならないかなと。
姿勢を改善するにしても整体に行くお金はないし、貧乏人には非常に辛い状況です。
そんなこんなで改善策を模索しまくりまして、時間はかかりましたが整体にいかずに首の痛みを緩和することができました。
ポイントは「自分の出来る範囲で、頑張りすぎないこと」
まずは無意識にしている悪い癖を自覚する
わたしには普段から無意識にしてしまっている悪い癖が3つありました。
癖その①肩に力が入っている
仕事中や家にいる時、さまざまな場面で無意識に肩にグッと力が入っていて、それが肩周辺の筋肉が緊張する原因になっていました。
緊張させる必要がない時まで力がグッと入っていることによって疲れやすくもなります……。
よく緊張している人に「肩の力をぬいてー」って声をかけることがありますよね。
肩ってかなり意識しないと、ちょっとしたことですぐに力が入って、そのままになってしまいがち
わたしのように癖でそうなってしまっている場合は気づいた時に肩を脱力させるようにしましょう。
最初のうちは脱力させても、その数分後には「は!また力が入ってる!」その繰り返しだと思います。
でもそこは「ダメだな……」とは思わずに根気よく少しずつ続けるといいと思います。
自分で出来る範囲で、頑張りすぎずです!
まずは肩を緊張から解放してあげましょう。
癖その②呼吸が浅い
姿勢が前屈みになると無意識に呼吸が浅くなりがちです。
肩や首に不調がある人はぜひ今この瞬間もしている「呼吸」について、ぜひ見直してみてください!
わたしも姿勢が悪いせいで、いつの間にか「息をたくさん吸う」と「息を吐き切る」という動作がしにくくなっていることに気づきました
普段から呼吸が浅いせいで、息をする時に使う筋肉がうまく使えなくなっているようです。
スーっと鼻で息を吸った時に「もっと空気が入りそうなのに吸えない」という感じで、吸う量も少ないので吐く量も少ない。
加えて、息を吐き切る前にまた吸い始めていました。
きちんと吐き切らないことが、大きく吸えないことに繋がっている気がします。
呼吸が正しくできるようになると、吸った時に体の前側が開く感じがするのと、吐いた時に肩が脱力するので、わたしは肩周辺の緊張が楽になります!
肩をリラックスさせる意味でも、気づいた時に深呼吸するのはオススメです。
深呼吸の仕方は「鼻から吸って、口から吐く」のがいいです
ポイントは口から吐く時は「ふぅー」ではなく「はー」
「ふぅー」だと口の筋肉を使ってしまいます。やってみるとわかるんですが「はー」だと凄く脱力できるんです。
その少しの違いでだいぶ差が出てくるんですね。本に書いてました↓
当たり前にやっていた呼吸。
改めてやると難しい!
癖その③歯を食いしばる
歯医者で働いてて何なんですが、わたしは普段歯を食いしばってることが多くて。
歯を食いしばることによって、顔や肩の筋肉が緊張します。
歯にとってもよくないので、この癖は絶対やめた方がいいです。
実は、上下の歯がグッと合わさるのは「食べる時だけ」なんです。
しゃべる時も歩いてる時も、本来は上下の歯は当たらない状態になっているのが普通です。
そこに余計な力が常に加わることで肩の筋肉への緊張にもつながります。
もし食いしばっているのに気づいたら舌を上顎に付けるように意識してみてください。
そうすると鼻呼吸もしやすい気がします。
歯医者で働く人は前屈みの姿勢に注意
歯科助手は前屈みで下を見ながら仕事をするのがほとんどです。
歯医者で働いていなくても、デスクワークの人なんかも視線が下向きになって、前屈みの姿勢になりがちではないでしょうか。
姿勢が悪いと、常に肩の筋肉が緊張したり、腰に負担がかかったり。
治療のほとんどが患者さんのお口の中を覗き込む体勢になるので、毎日の負担が積み重なりやすいと思います。
わたしもそれがネックで症状が緩和されるのに時間がかかりました。
仕事中にできることは少ないですが、先ほど紹介した「肩に力が入っている」「呼吸が浅い」「食いしばっている」の癖が同じくあるという人はこれらを直す意識をするだけでも負担のかかり方が違うと思います。
深呼吸ができるようになれば、前屈みで固まってしまった体が楽になるし、肩が緊張しっぱなしになることも減ります。
さいごに
普段仕事を頑張っている人ほど、肩や首に不調を感じても、なかなか治すタイミングがなかったりします。
でも何かのついでにできることならまだやりようがありますよね!
肩と首の痛みは今日やったから明日治るというものではないようなので、 少しずつでも続けていくことが大事です。