こんにちは!
歯科助手の海野もちです
夏といえば、ガリガリ君!
アイス大量消費の季節到来です!
でも、、
歯がしみるっ!
冷たいものを食べると、歯がキーン。
あの感覚は本当に不快!!
冷たいものがしみる症状が出たら、どう対処していますか?
歯医者さんに行く?放っておく?
「冷たいものがしみる」という症状は、ムシ歯になり始めた時のシグナルの1つでもあるので、出来れば歯医者さんで診てもらってください。
しみるの中に知覚過敏というものがあるんですが、今日は知覚過敏でしみる場合にオススメの技をシェアしたいと思います。
1 . 歯がしみる原因とそれぞれの対処法
しみるとひと言でいっても、色々と原因があって、それぞれで対処方法が違います。
- ムシ歯
- 知覚過敏(←今日シェアする裏技が使える)
- 歯ぎしりなどによって歯が欠けた
❶ ムシ歯
ムシ歯がある場合は、ムシ歯を治せば症状はなくなります。
ムシ歯の深さによって、治療の期間が変わりまして。
浅ければ1回で済むし、深ければ神経の治療をしなければ治らないことがあり、何度も回数がかかります。
❷ 知覚過敏
ムシ歯になっていないのに「冷たいものがしみる」のが、知覚過敏です。
症状の特徴は、体調に左右されることがある点です。
「いつの間にか治った」と思ったら、今度は別のところがしみるようになったりして、とても気まぐれ。
歯の根元がしみることが多いです。
なぜそうなるかは込み入った話なので、また機会があったら書こうと思いますが。
知覚過敏になった時にぜひ試してもらいたいことがあります。
それが【シュミテクト】。
CMでみたり、ドラッグストアでみかけたことがあるのではないかと思います。
シュミテクトはメーカーから歯磨き粉として販売されていますが、今回シェアするの方法は歯みがき粉として使うのではありません。
やり方はここより少し下へ↓
❸ 歯ぎしりなどで歯が「かけた」
寝ている間にギシギシ歯ぎしりをすることによって、歯が襲撃に耐えられずに、パキッとかけてしまうことがあります。
その場合は、歯医者さんで「かけた部分」を補強してもらうことでしみる症状は改善します。
でも根本的に歯ぎしりに対処しないことにはまた歯ぎしりをした時に歯が欠けてしまいます。
(歯ぎしりは1番厄介かもしれない。)
2 . シュミテクトのオススメの使い方
シュミテクトの裏技
❶まずはどの歯がしみるか、「だいたいの位置」を確認する
❷「だいたいこのへん」というのがわかったら、シュミテクトを指に取ってそこに塗り込む。
❸約20分放置する。
これだけです。
これを1日1回~数回。
1週間くらい続けてみてください。
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●使うタイミングは?
決まりはありません。
気づいたときに使用して、しみるのが気にならなくなるまでなるべく毎日続けるのがオススメです。
●歯を磨いてから使う?
一応、歯の表面に汚れが付いていない状態のほうがいいと思います。
成分の浸透をスムーズにするためです。
●付けたけど、数分しないうちに溶けてなくなっちゃう
20分経つ間に、シュミテクトが唾液で薄まってジュルジュルになりますが、気にしなくてOK。
追加してもいいですが、しなくても大丈夫です。
もともと口に入れるものなので飲み込んでも大丈夫ですが、味が気になる場合は終わったあとに軽くうがいをしてください。
●なぜ20分なのか?
しみる部分に成分を長く留まらせるためです。
歯磨き粉として毎日使用しても効果があると思いますが、シュミテクトに入っている成分は長くしみる箇所に留まったほうが効果が期待できるそうです。
歯みがきは人によって、時間がまちまち。
シュミテクトを使っていて「あまり効いてる感じがしないなぁ」という人は、歯みがきの時間が短くて、成分がうまく浸透できていないのかもしれません。
●即効性はある?
即効性はありません。
知覚過敏はもともとがピタッと治まりずらく、何もしなくても「いつのまにか気にならなくなった」というような、気まぐれなものです。
ずっとしみている場合は、知覚過敏なのか虫歯なのか、自分では判断がつかないと思いますので早めに歯医者さんを受診しましょう。
●なんでシュミテクトのメーカーは歯磨き粉としての使い方しか教えてくれないの?
医薬品や医薬部外品は薬事法で効能範囲が決められていて、メーカーからは歯磨き粉として使用する方法でしか販売できない仕組みなんだそうです。
だから裏技なんですよね。
なのでこの方法は「歯医者で働いてる人から教えてもらった」くらいに留めておいてください。
【実際に使ってみての感想】
わたしも以前、シュミテクトを試したことがあります。
即効性はありませんが、強烈にしみていた歯に塗っていたら、1週間過ぎたあたりから気にならなくなりました。
正直自分で使うまでは「ほんとに効くの?」と思いながら、先生が患者さんに勧めるのを見ていました笑
でもちゃんと効きました。
効果は個人差があると思いますが、何もしないよりはやってよかったなと思います。
3 . まとめ
明らかにムシ歯じゃないのにしみている場合や、歯医者さんで知覚過敏の治療をしたけど、また症状が出た場合など。
シュミテクトの裏技を一度お試しください。
海野もちでした
コメント
シュミテクトの裏技について質問なのですが
歯ブラシが終わった後で、シュミテクトを塗ればいいのですか?
塗るタイミングは食後でも、いつでも良いでしょうか?
>さーこさん
こんにちは!海野もちです。
ご質問の①塗るのは歯ブラシが終わったあとかどうかについてですが。
先生の指導では、シュミテクトを塗る部分に汚れが付いていると効果が届かないので歯ブラシが終わったあとに塗るように言われました。なので歯ブラシのあとが良いと思います。
②塗るタイミングについては、基本はいつでも大丈夫なんですが、歯ブラシのタイミングで塗るのが一番かなと思います(理由は①により)。
私もしみるところがあった時にシュミテクトを塗っていました。速効性があるわけではないのですが、2週間くらい続けて気が付いたらしみなくなっていたという感じでした!
歯がしみる要因はいくつかあるのでシュミテクトで症状が治まるかどうかは五分五分です。なかなか治まらない時は歯医者さんに診てもらってください。年末は歯医者さんも混みますのでお早めに。
色々詳しくありがとうございます!勉強になります!
それと、
1、指で塗りづらかったので、乾いた「やわらかめの歯ブラシ」でブラッシングしながら
塗り付けてもよろしいでしょうか?
2、シュミテクトに色んなカラーの商品がありますが
オススメのシュミテクトはありますでしょうか?
>さーこさん
せっかくお返事をいただいたのに返信が今更なタイミングになってしまい、大変失礼いたしました。申し訳ございません。
ご覧になっているかわかりませんが、
1.ペーストをしみているところに置くことができれば、どんな方法でも大丈夫です。表面が濡れていると付きずらいかもしれません。軽くティッシュで抑えてからつけるといいかもしれません。
2.いろんなカラーが出ていますよね。歯周病だったり、ホワイトニングだったり、それぞれ特化した効果があるみたいなんですが、特におすすめはありません。基本のしみることに対する成分は全部に入ってると思います。