先日、血液検査をしてもらいに内科を受診したときのこと。
待合室で待っていると、インフルエンザの予防注射を受けに来ている人がたくさんいることに気づきました。
夏が終わると猛威をふるい始めるインフルエンザ。かかると仕事には行けないわ、家族には伝染るわで大変ですよね。
と、それらしいことを言ってみたものの。
実はわたしはインフルエンザにかかったことがありません。
ノロウイルスには何回かやられたことはあるんですが、インフルエンザはたぶんない。(親にも確認したけどなかった)
そして風邪もほとんど引かなくて。
数年に一度、年末の休みに入ったとき限定でデカイ風邪引くくらい。
「これって偶然なのだろうか?」と思っていたら、こんな話を見つけました。
▼お話がこちら▼
≫AYUさんのブログ『歯科衛生士のお姉さんはこんなことを考えています』より『歯科衛生士が実践!インフルエンザ予防に朝起きてすぐの歯磨きが効果的』の話
なんと「起きてすぐの歯みがき」がインフルエンザ予防になるというお話!
してる!
わたしは昔から歯みがきは「朝起きてすぐやる派」なんです!
1 . 「起きてすぐの歯みがき」は10代頃からの習慣
高卒で歯医者に就職したんですが、たぶんその頃には朝の歯みがきは朝ごはんの前、つまり朝起きてすぐにする習慣がついていました。
これは歯医者に就職したことがきっかけだったからとか、誰かに言われたからではなく、気づいたら習慣化していて、いつから始めたのか自分でもハッキリわからず。
現在32歳まで、起きてすぐの歯みがきをしています。
結婚してないし子供もいないので、周りから感染する機会が少ないせいもあると思いますが。
3歳から中学までハードな気管支喘息で体はどちらかというと弱い方だったので、それを考えると1度もインフルエンザになっていないのは結構すごいことだなと自分でも思います。
確実に予防できると言い切れるわけではありませんが、わたしの場合は起きてすぐの歯みがきで風邪を予防できていると言えます。
口の中の菌はよる寝ている間に増えるので、その増えた菌を朝ご飯を食べることでいっしょに飲み込むことになります。
わたしはそれが嫌で起きてすぐの歯みがきをしていたんですが、風邪対策にもなって一石二鳥なら、これからも絶対続けていこうと思います!
▼こちらも合わせてどうぞ
≫【誰でも簡単】今日からできる「歯みがきのコツ」を2つご紹介
2 . 「朝起きてすぐの歯みがき」は良い面もあるし、そうでない面もある
風邪ウイルスやインフルエンザウイルスから体を守れるという良い面があります。
しかしAYUさんのお話にもある通り、朝食前に歯みがきをしてしまうと今度は食べたあとはどうするかが問題になります。
食べカスが1日中付きっぱなしになるのは避けたいところ。
そうならないようにするには、やはりフォローが必要です。
- うがい
- お昼を食べたあとに磨く
- 夜長めに磨くなど
どこかしらでフォローすることが必ず必要だと思います。
1日のどこかで、歯医者さんで「キレイに磨けてますね」と言われるレベルの歯みがきができているのが理想です。
歯みがきは回数多くやれば食べカスがキレイになるわけではありません。
1回の歯みがきを丁寧にやることが大事なのです。
ちなみに、汚れはすでに付いている汚れの上に付きやすいそうです。
その日の汚れが落とせなければ、翌日はその汚れの上に新たに汚れが付いて、さらに落としづらい状態になっていきます。
どこでフォローするかはその人の生活状況によると思いますが、とりあえずわたしの例をご紹介すると。
❶起きてすぐの歯みがきはしっかり10分磨く
❷食後は30秒うがいをする
❸夜磨けるときは丁寧に磨く
このようにしています。
- インフルエンザなどのウイルス予防
- 磨き残しを翌日に持ち越さないようにする
この2つを歯みがきでやろうとしたら、どんなやり方なら両立できるか。
そこが人それぞれ違ってくると思うので、いろいろ試してみてはいかかでしょうか!
①当たり前すぎて存在を忘れがちな「唾液」
基本のそうじにプラスして、わたしが他に意識しているのが「口の中を乾燥させないこと」。
お口の健康を維持するために大事な存在が「唾液」です。
唾液には「自浄作用」という役割があるのは知っていますか?
小学生のときに勉強した【酸性・中性・アルカリ性】。あれがご飯を食べたあとの口の中でも起こります。
酸性は「酸」なので歯を溶かす状態です。
食後の歯みがきは口の中が酸性に傾いているのを戻す意味もあるんですよね。
唾液にも酸性を中和する働きがあります。
なので、口の中を乾燥させないようにすることが大事だったりします。
「じゃあ唾液がめっちゃたくさん出てる人は食後の歯みがきはしなくていいの?」って思いがちですが、唾液はそこまで万能じゃありません。
唾液による中和は、時間をかけて少しずつしかできません。
それに唾液が出てくる量は人それぞれ違います。多い人もいるし、少ない人もいます。
間食をしたり、甘い飲み物(スポーツ飲料も含む)を普段からよく飲む場合は唾液の自浄作用だけではとても追いつかないんですね。
なので最後は結局「歯みがきをしっかりやる」←ここに行き着くことになります。
唾液の量が少ない場合は?
「唾液が少ないかも?」と思う人は唾液腺のマッサージがおすすめです。
やり方は簡単なんですが、唾液腺は何箇所かあって触る場所がわかりずらいかもしれません。
一度歯医者さんに相談してみるといいと思います。
②鼻呼吸できていますか?
無意識に口が開くクセがある人は一度そのクセを見直しましょう。
なぜなら口呼吸から鼻呼吸に変えることで、
- 口の中が乾燥するのを予防
- 口臭の予防
- 歯周病予防
- 免疫力を上げるなど
様々な効果があると言われています。
口を開けているだけで口の中が乾燥するって意外と気づかないですよね。
また鼻毛はフィルターの役割をしていて、ウイルスや小さい異物を体内に入らないようにしてくれています。
冬なんかは入ってきた冷たい空気を鼻の中で温度と湿度を調整して体内に送ってくれるので、喉や肺への負担も減ります。
鼻炎で鼻呼吸が難しいという人以外はぜひ鼻呼吸をおすすめします。
3 . 歯みがき以外でもウイルス対策
ちょっと脱線しますが。
わたしは親元を離れて暮らし始めて8年くらい経ちましたが、自分で健康管理をするって本当に難しいなって思います。
毎日の積み重ねなので、気が向いたときに気をつければいいというものでもありませんよね。
特に東京は移動に電車がかかせません。そのかわり風邪対策もかかせません。
空気感染をしないようにマスクは必須だし、いろんな人が触った吊革や手すりに触れる機会が多いので、手を洗わずに食事をしたり、目をこすったりするのはちょっと危険。
わたしはそう思って、東京にきてから【うがい・手洗い】はしっかりするようにしています。
もし病院にかかりたくなければ、常に雑菌やウイルスと隣合わせだということを忘れてはいけません。
周りにひとりでも感染している人がいると、自分が疲れていたり免疫が下がっていたりしたときに感染しやすくなります。
逆の場合もそうです。
自分が健康管理するということは「周りのため」という意味もあるとわたしは思います。
自分が徹底したとしてもいっしょに住んでいる人が何もしていなければ無駄になってしまうこともあります。
できれば同居している人にも徹底してもらいたいですよね。
精一杯勉強したり、仕事したりするには体が元気なのが絶対条件です
そのためにこの話が参考になればうれしいです。
4 . まとめ
もし「最近風邪を引きやすいなぁ」と感じている人は、
- 朝起きてすぐの歯みがき
- うがい
- 手洗い
これらのことをまずおすすめします。
インフルエンザや風邪を引くと「辛い、大変」とわかっていても、予防は面倒に思いがちです。
しかし「周りのために健康管理をする」と考えたらちょっと意識が変わる感じがしませんか?
今のところインフルエンザ知らずなので、わたしは今後も歯みがきで予防を続けていこうと思います!
そしてもしインフルエンザにかからない秘訣を聞かれることがあったら「朝起きてすぐ歯みがきしているから!」って言うことにします。
歯科衛生士のAYUさんのブログは、今日参考にさせていただいた他にもとても役に立つお話がたくさん出ているので是非ご覧ください!
海野もちでした