主婦やフリーター、フリーランスで活動している人など。
自腹で毎年「健康診断を受けている」という人は少ないんじゃないかなと思います。
ある程度年齢が上がれば、住んでいる地域で無料の検診を受けられたりしますが。
20〜30代はそういうものがない。
1 . わたしは9年くらい健康診断を受けていませんでした
元気だし、特に体でおかしなところもなかったので健康診断なんて必要ないと思っていました。
健康診断って何万もかかるイメージありませんか?
お金の余裕もないし。
そんな風に思っていました。
でも最近、あることがきっかけで「体に悪いところがあるかもしれない…」と不安に思いながら生活することになってしまったんです。
本当に何かあったら怖いし、ずっと落ち込んだまま過ごすわけにもいかないので、しぶしぶ近くの内科で血液検査をしてもらうことにしました。
結果はというと、異常なし。
結果的には何も異常がなくて本当によかったと思ったんですが。
今回の出来事を受けて思いました。
普段思いっきり仕事したり、遊んだりできるのは「自分は健康」っていう確信があるからなんだ。
そのためには、定期的に「自分は健康」というお墨付きをもらうことが必要だ、ということ。
以前は、健康診断なんて自覚症状がなければ受けなくていいと思っていましたが、少し考え方が変わってきました。
2 . 血液検査をしてもらうまでの経緯〜結果まで
自分が「糖尿病かもしれない」と思った時とても怖かった
今回、血液検査をしようと思ったきっかけがありまして。
それは、10月の始め頃に行った健康イベントでのこと。
そこで、体内の「AGEs」という物質を簡易的に測る機械の体験をしたんです。
●AGEsとは?
過剰に摂取された糖とたんぱく質が結合してできる物質。糖とたんぱく質が反応することを「糖化」という。酸化が体のサビだとしたら、糖化はコゲ。
糖化によってAGEsが蓄積すると、様々な疾患の原因、老化の原因になる。例えば、肌のたるみやくすみ、その他に血管、骨、目、脳など。
糖化が進むと、脂肪が溜めこまれやすい状態にもなりやすい。
この「AGEs」は【糖化最終生成物】の略なんだそうです。
機械の体験では、AGEsのスコアを測るんですが。
スコアには年代別で平均値があって、年齢が上がればスコアも高くなるというものでした。
わたしのスコアを測ってもらったところ、70代の平均値を超えて非常に高い値を示したんです。
やってくれたスタッフさんが「測り方がよくなかったかも」とおっしゃって、2回測ったんですが2回目も高い値。
確かにその機械は、病院で使うものというよりは、ドラッグストアや健康イベントで使う機械って感じで。
スタッフさんは「機械がおかしい」と笑っていましたが、わたしはその結果を「何かの間違い」とは思えず、家に帰ってからネットで調べて、気持ちを落ち着かせようとしました。
しかし調べれば調べるほど、不安は大きくなるばかり。
糖化は糖尿病の原因にもなるらしく、もし自分が糖尿病だったらどうしよう…と。
それ以降、そのことばかり考えていたせいもあると思いますが、ちょうど同じタイミングで左足の小指に違和感があり、安静時も痛い時があったりして。
ますます「糖尿病じゃないよね…?」という不安が大きくなっていきました。
糖化事件から1ヶ月後、病院で血液検査をしてもらうことに
そんなに不安なら早く病院にいけよって感じなんですが。
- 費用が高そう
- 実際はなんでもないかもしれない
こんなことを思って、なかなか行けずにいました。
健康診断を全てするお金の余裕がなかったので、最低限血液検査だけやろうと思い、近くの内科へ。
今回の経緯を先生に話して、糖尿病の時にみる項目と、ついでに健康診断の時に検査する項目もみてもらうことにしました。
▼糖尿病の項目
- 空腹時の血糖
- ヘモグロビンA1c
▼その他の項目
- 肝臓に関する値
- 腎臓に関する値
- 痛風
- コレステロール
- 中性脂肪
- 貧血など
受診当日に血液検査をしてもらえるかわからなかったので、とりあえずわたしは前日の22時以降食べずに病院へ行きました。
今は昔と違って、前回食べた時間によってそれぞれ血糖値の数字をみるらしいので、そんなに時間はあけなくてよかったかもしれません。
ただ、食べちゃいけないから飲み物もダメだと思ったんですが、逆に水は飲まないとダメみたいです。
あさ水を1杯しか飲まなかったら、血を取ってもらっている時に看護師さんに「あれ?水飲んでないですか?」とすぐ聞かれました。
水分を摂っていないと、針を刺しても血がスムーズに出てこないから採血しづらいそうです。はじめて知りました。
次からは水分はきちんと摂るようにしようと思います。
血液検査にかかった費用
「検査」ときくと結構費用がかかりそうなイメージだったんですが、想像より良心的。
▼1日目(検査した日)
2500円くらい
▼1週間後(検索結果を聞いた日)
500円くらい
全部で3000円くらいで、不安を解消することができました!
3 . 血液検査だけでも受けておくと安心感が違う
費用もそんなにかからなかったし、何よりモヤモヤを解消することができたので「ひとりで悩んでないでもっと早く来ればよかった!」と思いました。
お金の余裕があれば健康診断を全てしておく方が安心だと思いますが、血液検査は費用の負担も少なくて健康診断に比べるとかなり受けやすいと思います。
わたしは「これなら1年に1回受けてもいいな」と思いました。
今回は結果に異常はなく、糖尿病ではなかったのでよかったです。
自分が「糖尿病かも…」と思っていた期間は本当に何をやっても気分が上がらなくて憂鬱な日々を送っていたので、検査結果を聞いて本当に安心しました。
異常はありませんでしたが、食生活で見直せるところがないか確認する良いきっかけにもなったと思います。
4 . さいごに
結果は異常はなかったんですが、実は検査で自分が貧血だということがわかりました。
まったく自覚なかったです(=_=)
「貧血」と聞くと、クラクラして倒れたりするイメージですが。
わたしの場合はそこまでの状態ではないものの、貧血があることで体が疲れやすかったりするとのこと。
「体が疲れやすい」ときいて、わたしはハッとしました。
以前から、体が疲れやすいのをどうにかしたいと思っていたんです!
疲れやすかったのは、貧血のせいでした。図らずも、それが発覚しまして。
そうとは知らずにですが、最近鉄のサプリを飲み始めたことろだったので、結果を受けて「毎日飲もう!」と改めて思ったのでした。
血液検査は、自分では気づけない体の不調を調べることができます。
大事な検査だからこそ、健康診断の項目の一部にもなっているわけですね。
自覚症状がなくても、体を定期的に検査しておくことで「自分は健康」というお墨付きがもらえて、普段思いっきり仕事したり、遊んだりすることができる。
今回の出来事を通じて、それを強く実感したという話でした。
海野もち