「歯周病」←言葉から危機感が全然伝わらない件

こんにちは。

最近歯の話を放置して他の話ばかり書いていた海野もちです!

今日は歯のこと書きます!

テレビのCMや歯医者さんで耳にすることが結構ある歯周病

歯周病ってどんな病気だと思いますか?って聞かれたらみなさんは何て答えますか?

  • 歯ぐきから血が出る
  • 歯ぐきが腫れる
  • 歯ぐきが痛くなる
  • 歯ぐきから膿みが出る

こんな感じでしょうか。

わたし、前々から思ってたんですけど。歯周病ってネーミングこれでいいのか?

何かイマイチ危機感がないというか。

正直「あなたは歯周病です。」って言われても「ふ~ん」って感じじゃないですか?

でも歯周病って虫歯より厄介なんですよ。なんでって重度の歯周病になると歯を抜くしか方法がないからです。尽くす手がないってやつですね。

虫歯は歯がある程度形を為していれば尽くす手は意外とあります。

うっかり虫歯ばかりに注目してしまいがちですが、歯周病が怖いことを是非知ってもらいたいです!

歯周病とは

歯周病はご存知の通り、歯ぐきの病気です。

最近テレビのCMで「歯磨きで血が出るのは、歯周病の始まりかもしれません」ってのがありますが。たしか歯磨き粉のCMです。

「かもしれない」って断言してないのは、歯周病以外で血が出ることがあるからです。

よくあるのが、歯ブラシを強くかけすぎて傷ができてしまった場合です。単なる傷ならば、数日すれば治ります。

でも割合で言ったら「血が出た!」の原因は断然歯周病が多いです。

わたしが歯周病で特に厄介だなと思うのが、進行していく過程で痛くないことです。

この進行ってどうなること?

それは歯周ポケットが深くなっていくということです。

図で見ると、歯と歯ぐきの間のところに歯周ポケットがあります。通常の深さは2~3mmくらい。重度の歯周病になると6mmとか10mmにもなります!

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そう!!歯周病が進行すると歯を支えている骨が溶けてしまうのです!

骨がなくなると、歯がぐらぐらになります。しかも溶けた骨は元に戻すことはできません。

もっと危機感のある名前にするべき

歯周病が「骨が溶ける病気」だと知っていたら、もっと普段から注目しませんか?

そのためにネーミングにもっと危機感を持たせるべきだと思うんですよね。

例えば、歯周骨減とか歯周骨滅とか歯周骨無とか。

進行するとどうなるかを全面にわかりやすく押し出すべきです。

だって虫歯はこんなにわかりやすいネーミングなのに。

歯ぐきは歯槽膿漏って。画数多いし。

それに他にも色々名前があるのもややこしい。

  • 歯肉炎
  • 歯周炎
  • 歯槽膿漏
  • 歯周病

こんなにある。こちら側で区別するのには必要だけど、患者さん側からしたら「なんか違いあるの?」って感じじゃないですか?

ちなみに何が違うかというと、進行のレベルですが、治療せずに放置すれば行きつくところは一緒です。

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「歯周病」は総称と考えていただければ。

ほんとややこしい。

歯周病は検査で見つけられます

名前変えた方がいい問題は置いといて。

歯周病は検査とレントゲンで進行しているかどうか調べられます。

検査はどんなのかというと、歯周ポケットの深さを器具を使って測ります。

測る時に出血があるかどうか、歯がぐらぐらしていないかどうかも調べます。

検査をすれば、1本の歯に対してどこの骨がなくなっているのかがわかります。内側の骨がないのか、外側なのか。

たまにいるんですけど「わたしは今まで歯医者にかかったことがないくらい、歯が強い!」っていう人。

確かに「すごいなぁ」と思うけど、そういう人は知らないうちに歯周病が進行してて「急に歯が抜けた」なんてことになる場合もあります。

だからあれはなんの自慢にもならない…。

結局、わたしから言えることは「定期検診してください」ということです

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