ホワイトニングって実際どうなの?歯科助手をやってて思うこと

《アイキャッチ》ホワイトニング

こんにちは、海野もちです。

『歯を白くしたい』という患者さんが最近特に多いです!

『歯を白くする』というと、1番最初に思い浮かぶのが『ホワイトニング』ですかね。

もし、友達が『ホワイトニングしたい!』と言ってきた時に、

その友達にわたしはこんなことを話すよーということを今日はここに書いていきます。

うちの歯医者では、自宅でやるホワイトニングをすすめているので、そちらをメインにご紹介します。

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# ホワイトニングは保険がきかない

ホワイトニングには2種類あります。

  • 歯医者でやるもの(オフィスホワイトニング)
  • 自宅でやるもの(ホームホワイトニング)

両方保険がききません。

料金設定は歯医者で自由にきめられますので、高いところもあれば、良心的なところもあります。

❶それぞれの違いや特徴は?

歯医者でやるホワイトニング

  • オフィスホワイトニングと呼ばれている
  • 治療が短期間
  • 治療台に横になってるだけでいいが、時間は長い

自宅でやるホワイトニング

  • ホームホワイトニングと呼ばれている
  • 歯医者に行かずとも、自分のペースで出来る
  • 白くなるまで1回の使用を7~8時間続けて、だいたい2週間くらいかかる(初回は2時間くらいから)
  • 使用期限は2年くらい

❷例えば、こんな歯医者

歯医者でやるタイプは、歯のクリーニングからしっかりやるので、何だかんだで1時間くらいかかる印象なんです。

なので、スタッフの人数がもともと少ない歯医者など、診療環境の事情で、自宅でやるタイプのホワイトニングのみで対応しているところもあります。

費用は先述のとおり、歯医者によってバラバラ。

オフィスとホーム、同じというわけではなくバラバラ。

ちなみに、わたしがバイトしていた歯医者では、ホームホワイトニングが3万前後でした。

ホームホワイトニングはどういうものかというと、

マウスピースにホワイトニングのお薬を入れて、歯にかぶせて待つ、というやり方。

歯にかぶせている間に、他のことができるので、時間が取れない方にはいいかも。

ホワイトニングのお薬は、注射器の針なしバージョンのような容器に入っていて、4本くらい入ってます。

足りなくなったらお薬だけ追加で購入可能です。

何人かホワイトニングをした人の経過をみてみたことがありますが、だいたい4本くらいで足りるもよう(目安)。

# ホワイトニングをする前にわかっておくべきこと

自費で高い金額出してやるんだから、満足のいく白さにしたいですよね〜

なので、事前に理解しておきたいことがいくつか

これらは「歯医者でやるオフィスホワイトニング」も「自宅でやるホームホワイトニング」も共通しています。

❶「満足な白さレベル」になるかどうかは、やってみないとわからない

やる前に、どれくらい白くなるか気になると思いますが、正直、結構個人差があるなって印象です。

「ものすごい白くなった人」と「少し白くなった人」もいて、バラバラ。

もともとの歯の色がどれくらいかによってだったり、薬をつける時間の長さだったり。

例えば、もともと歯の色が濃かった人は、わかりやすく白くなります。

濃い黄色→白は視覚的に差がわかりやすいですから。

しかし、もともとそんなに濃くなかった人は、差がわかりにくいです。

「平均より白くはなったかなー」っていうフワッとした結果になりがち。

❷使用中(治療中)に歯がしみることがある

ホワイトニングで歯がしみた、という話を聞くことがあります。

これも個人差があって「全くしみない人」もいれば、「しみ過ぎて、ホワイトニングを中止した人」もいます。

そのため、ホームホワイトニングは通常、自宅での使用開始1日目は2時間程度の短い時間から試してもらいます。

それで問題がなければ、次の日から7~8時間とか長い時間やってもらう形。

バイト先の歯医者では、自宅でホワイトニングを開始してもらったら1週間後に必ず来院してもらい、状態を確認していました

しみている場合は、一旦ホワイトニングを中止して、治まるか確認が必要なのです。

歯医者によっては、シュミテクトをくれるところもあるかもです。

シュミテクトは歯みがきのときに使えるだけでなく、

指で直接しみる歯に塗ったり(約20分放置)、

ホワイトニングのマウスピースにシュミテクトを入れて、しみている歯に馴染ませたりできます(約20分放置)。

しみるのが治まったら、またホワイトニングを再開する感じです。

歯医者でやるオフィスホワイトニングも、歯がしみてきたら必ず先生に言ってください

焦って早く白くしようとするのは禁物です。

❸ホワイトニングのお薬を使ったあとは、色が濃い食べ物と飲み物は控える

ホワイトニングの治療をしたあとは、食べ物や飲み物で着色しやすい状態になっているんです

例えばこんなもの。

ワイン、コーヒー、カレー、醤油、ソース、ウーロン茶、黒ウーロン茶、ヘルシアみたいな濃いお茶、タバコなど

気をつけましょう。

❹一度白くしても、いつか戻る

ホワイトニングの効果は残念ながら一生ものではありません。

歯医者でやるオフィスホワイトニングも、自宅でやるホームホワイトニングも、一生色はもたないのが現状です。

だいたい半年とも言われてますが、これも個人差があります。

先ほど着色の話が出ましたが、生活していれば色んなものを食べます。

着色しやすいものを多く食べていれば、早く戻るかもしれないし。

着色を気にして、好きなものを食べないようにしたり、制限をずっと続けられるか…

また色が黄色くなってきたら、再度ホワイトニングするという人もいるし、気にならなければそのままの人もいます。

# ホワイトニングで白くできるのは自分の歯

虫歯の治療でつめた《詰め物》や前歯に入っている《かぶせ物》は白くなりません。

白くなるのは自分の手付かずの歯だけです。

色が合わなくなった《詰め物》や《かぶせ物』》は、白くなった歯の色に合わせて、あとからやり変える方法が取られます。

# ヤニや茶渋は、機械で落とせば取れる場合がある

歯の表面に付いている着色は、機械で磨けばすぐ落ちることが多いです。

なので、着色が付いていたらまず取ってもらいましょう

ホワイトニングをせずとも、汚れを落とした状態の白さで「なんだ、これだけでこんなに白くなるんだ」ってこともあります。

歯石も付いていたら取ってもらいましょう。

もし、ホワイトニングをするなら、歯石にホワイトニングのお薬与えてもしょうがないので。

説明が足りないところもあるかもしれませんが、参考にしてもらえたらうれしいです。

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