わたしは数年前から頭皮にトラブルを抱えています。
病院の先生に言われた病名は、
『脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)』。
聞いたことがない病名でした。
なったことがある人以外は、知ってる人はいないんじゃないかなと思います。
脂漏性皮膚炎はとても治りづらくて、もうかれこれ4年くらいの付き合いです。
この病気とうまく付き合えるようにいくつかわたしなりの工夫してきたので、今日はその体験談をシェアしたいと思います!
1 . これは誰でもなる病気
脂漏性皮膚炎は皮脂(ひし)がでるところに起こる皮膚の炎症です。
わたしは頭皮だけに症状が出ましたが、人によっては顔や体に出る場合もあるそうです。
わたしの場合、原因はカビだと先生に言われました。
でも、そのカビは誰にでもいる常在菌なんだそうです!
頭にカビ菌がいるなんて、初めて知りました。
普通にしていれば悪さはしないんですが、わたしの場合はストレスで体の抵抗力が下がったのがきっかけで炎症が起きてしまいました。
最初のきっかけはストレスでしたが、その後は乾燥だったり、適切なケアがわからず悪化させたりで、一度治まってもまた再発するという無限ループ地獄。
精神的には結構ツライです。
これ、確実に人生損してます。
主な症状は「かゆみ」と「フケ」でした。
かゆみは1日中あって、かくとたくさんの細かいフケがでるんですが、酷いときは粉雪をかぶったような状態になりました…。
かゆみを我慢するのは、正直ムリです。
処方薬を飲んだり、塗ったりしても。
かゆい→かく→炎症が酷くなる→たくさん皮脂とフケがでる→かゆい→かく…
この負のスパイラルから抜け出すケア方法がずっとわからずにいました。
しかし最近になってようやく「これだ!」という方法を見つけて、久しぶりにかゆみを忘れられる時間が増えてきたところです
2 . 頭をよく洗って、薬を飲んでいればすぐ治ると最初は思った
頭皮の脂漏性皮膚炎は、相当正しくケアしないと完治させるのが難しい病気です。
わたしは最初に症状が出て病院に行ったとき「先生に診てもらったし、頭の洗い方に気をつけて、ちゃんと薬を飲んでいればすぐ治る」と思いました。
蓋を開けたら今4年目です…(=o=;)
なぜ、こんなに長引いているのか。
その理由は、ケアの方法が人によって違うせいか「コレ!」っていう方法がわからないからです。
病院での治療は、薬を飲む/塗ることだけで、他は特に何も言われません。
しかし、薬をきっちり飲んでいたとしても日々のかゆみはなかなか治らない。
負のスパイラルのせいです。
症状を治めるために、わたしがまず必要だと思ったのは「頭の洗い方を変えること」でした。
実はわたしは脂漏性皮膚炎になったくらいから、「捻転毛」にも悩まされていました。
\捻転毛とは?/
ねじれた状態で生えている毛のことで、毛根の変形や髪が濡れて乾いたときにねじれた状態になってしまう毛のことです。
指でしごくとボコボコした感じがします。
\その当時の話はこちら/
まあ、当たり前のことではありますが強くこすったり、爪を立てて洗ったりすると頭皮が傷つくので良くない思い、かゆみを我慢して極力優しく洗うようにしました。
しかし、悪化はしないものの、かゆみが治まる気配はなく…。
次に始めたのは、シャンプー自体を変えること。
① かゆくないシャンプーを見つける
\わたしが試したのがこちらです/
- オクト(薬用)
- ノンシリコンシャンプー
- エッセンシャル
当時は、捻転毛に対してどうにかしたい思いのほうが強かったので、シャンプーも「髪に良いもの」を中心に選んでいました。
加えて、ドライヤーのタイミングを早めたりした結果、捻転毛は気にならないくらいまでいけたのですが、実はかゆみは変わらずあったんです。
その後体調を崩したのがきっかけで更にかゆみが酷くなり、精神的にツライ期間が続きました。
どうにかしたい気持ちはあるけど、どうすればいいかわからない。
毎日頭はかゆいし、かいたら大量のフケが落ちてくるし、途方に暮れていました。
そんなとき、パッケージがカワイイという理由だけで買ったシャンプーを使ったら、急にかゆみが2割くらい減ったんです。
そのシャンプーは『いち髪』でした。
専門家じゃないので詳しいことはわかりませんが、『いち髪』は「髪と地肌の両方に潤いを与える」という宣伝文句を使っています。
わたしが頭皮に炎症がある状態で使ったときは、他のシャンプーに比べて、洗ったあとに感じるヒリヒリ感が弱く、乾かしたあとも「洗ったのにかゆい」ということが減りました。
まとめると、脂漏性皮膚炎はシャンプー選びがそこそこ重要だとわたし的に思ったのです。
比較してわかったのは、シャンプーにはそれぞれ、洗浄力が強いシャンプーと洗浄力が弱いシャンプーがあるということ。
頭皮に炎症がある場合は、いわゆる「地肌系」の洗浄力が弱いシャンプーを使うと症状を悪化させないようにできる可能性があると思いました。
ただ、その人の頭皮のタイプによって違うし、万人に合うかどうかは実際に試さないとわからないと思います。
現に、ネットで『いち髪』を検索すると、フケがでるという声やかゆくなる人もいるようです。
その人たちの頭皮の状態がわからないので何とも言えませんが、健康な頭皮に対してだと洗浄力がイマイチなのかもしれません。
わたしの場合は『いち髪』によって1番かゆみが軽減されました。
② 旅行には家からシャンプーを持っていくことをすすめます
ホテルやスーパー銭湯に備え付けのシャンプーは、わたしが使った感じだと総じて洗浄力が強めでした。
「1日くらい大丈夫」と思うかもしれませんが、使ったあとかゆみが再発する可能性がとても高いです。
わたしもよくスーパー銭湯に行くんですが、最初のうちは荷物が増えるのが面倒で備え付けのものを使っていました。
しかし、100%かゆくなってしまうので今は家から必ず持っていきます。
3 . 何より効果があったのは、なんと「頭皮(地肌)を洗わないこと」!
かゆくないシャンプーを見つけただけでもかなりの収穫なんですが。
ネットで調べていたら、同じ脂漏性皮膚炎の人が【ある方法】を試したら症状が治ったという書き込みを発見しました。
その方法とは「頭皮(地肌)を洗わないこと」。
えっ?
洗わない?
清潔に保たなきゃいけないのに?
とわたしは思いました。でも、理屈で考えてみると確かに納得なのです。
炎症によって皮脂が過剰に分泌されている状態なら、シャンプーの刺激と摩擦を避ける。
そして、徐々に環境を正常に戻す。
さらに、全く洗わなければ臭いけど、髪の部分は洗ってるし、頭皮も多少お湯で流せばOKということ。
よく湯シャンがオススメされているのは、そういうことなんでしょうか。
さっそくその日から頭皮を無視して髪だけ洗ってみました
もちろん、シャンプーをつける前はお湯で長めに流してからにしました。
\\結果、かゆみはほぼナシ!//
今まで散々色々試してきた方法は正直「まぁ、良くなった気がする」という程度だったけど、これはハッキリと効果を感じました!
1番酷いときだと、洗って次の日の朝にはもうギトギトしてることもありました。
しかし、今はそのようなことが一切なくなり、毎朝鏡でみたときにサラッとしているのでうれしくなります!
やり方というやり方はなくて、本当に髪だけを洗うって感じです。
シャンプーを泡立てたときに多少地肌のほうにもいってると思いますが、それは気にしない。
でも何ヶ月も全く頭皮を洗わないのはそれはそれで良くない気がしたので、週に1〜2回は軽く頭皮も洗います。
コンディショナーはロングヘアなら、毛先から肩くらいまでにするといいと思います。
わたしは一応頭皮に付かないようにしています。
ドライヤーのときの洗い流さないトリートメントも同様です。
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4 . 【わたしの今の結論】薬が5割、シャンプーと洗い方が5割で脂漏性皮膚炎と戦う
シャンプーだけ気をつければ薬はなしでも大丈夫かもしれませんが、かなりの長期戦になる可能性があります。
シャンプーの仕方を見つける前の話ですが、わたしは薬なしでどうにかしようとした時期に、結局どうにものならなかった経験があります。
本腰を入れて治療しようと思ったら、1ヶ月くらい薬を飲むのも選択肢にいれていいのではないでしょうか。
\薬が5割でシャンプーと洗い方で5割/
これが色々試してたどり着いた、わたしの脂漏性皮膚炎に対する今の結論です。
今後、進展があればまたシェアしたいと思います!
海野もちでした