こんにちは、北海道出身の海野もちです
みなさんはどのくらいのペースで実家に帰っていますか?
わたしは先日2年ぶりに実家に帰りました。
東京から北海道へ。
本当は1年に1回帰るようにしていたのですが、昨年は職場でトラブルがあり、休みが取れなくて帰れず。
そして今回久しぶりに帰省したら、いつもは気づかなかった「やっぱり実家に帰るのって大事だ~」と思った点がいくつかありました。
# 本来の自分に戻れる
忙しく暮らしていると、いつの間にか自分を見失ってしまって「辛いな‥」と思うことありませんか?
わたしはここ数年、精神状態が安定しなくて、やることなすことがうまくいかず悩んでいました。
「わたしって一体なんなんだろ」とか「辛い思いをしてまで東京にいる意味はあるのか」と思いながら、でもお金がないと生活できないし。
とりあえず働く毎日。
なんとか気分が上がるように運動をしたり、友達と好きな物を食べたりして、気分転換してみるものの、気持ちが完全に楽になることはなく。
どうすれば元気を取り戻せるのかわからなくてとても辛かったです。
その辛みが実家に帰っただけで、あっさり解消された感じがしました。
武装解除されて、毒が抜けるような感覚。
親や昔からの友達と接したら「今まで何だったんだ‥」ってくらいあっという間に気持ちが楽になったんです。
霧が晴れるように、見失っていた自分を取り戻せた感覚がしました。
自分のことがわからなくなると自分に自信が持てなくなって、自分を大事にすることもできなくなります。
でも、一旦そうなってしまうと中々自分でどうにかできるものではありません。
わたし自身、自分がそうなってみてよくわかりました。
負の無限ループから抜け出せないのです。
そういうときは、過去の自分に会いに行く、親に会う、地元の友達に会う。
結構これが効きます。
武装しているうちに自分でも「本来の自分」ってわからなくなりがち。
気づいたときには簡単に戻れなくなっていることもあります。
過去の自分や、親や昔からの友達はそれを思い出させてくれる大切な存在だと思いました。
# 縛られて生きなくていいことを思い出す
帰省は7日間と長めだったので、最終日にやっぱり「東京戻りたくないな~」と思いました。
実家にいれば、親がなんでもやってくれて楽だからという意味ではなくて、
「東京でまた自分を見失うかも」という不安からそう思ったんだと思います。
働いていると、帰省したくても、好きなときに帰ることはもちろんできません。
でも、こう考えることにしたんです。
「帰省したいと思ったときに帰れる、そんな働き方ができればいんじゃないか」
仕事に人生を合わせるのではなく、
わたしがしたい生き方に合った仕事をする方が圧倒的に生きやすい。
今までは、ただ「生きていくために」働いてきましたが、これからは「楽しく自分らしく生きていくために」働くことを考えようかなと思いました。
見えないものにしばられなくていいんだ。
帰りたい時に帰ればいい。
# 親も歳をとる
うちの親は離婚していて、弟も実家を出ているので、帰省したら家にいるのは母だけです。
久々に会ったら、髪が伸びて、白髪染めをして、母なりにしっかり女性として生きていました。
電話で連絡はとってはいたものの、こうゆう変化は会わないとわからないことです。
簡単に会えない距離にいると、知らないことが結構あったりします。
親のことなのに、変な感じです。
こんな風に考えました。
1年に1回会うとして「あと何回会えるのか」って。
まだまだいっぱいある、と感じる数字ではありません。
お互いに確実に歳はとっています。
もっと親を大事に、自分を大事にした方がいい。
もっと帰ろうって思います。
実家を離れて暮らしている人、全然帰省してない人、実家いいよ。
たまに帰りましょう。